夜勤明けですか。それとも休憩中でしょうか。「看護師 転職サイト おすすめ」で検索して、比較記事を何本か開いて、どの記事も違う会社を1位にしているのを見て、ここに来たのだと思います。
この記事は、公開データと、実際に使った人が書いた口コミの原文で作っています。看護の採用に携わった経験はないので、「現場ではこう言われています」という書き方はしません。
エージェントという商売の仕組みは、業界が変わっても同じです。施設があなたの年収の何割かを紹介手数料として払い、エージェントはそれで食べている。この構造の部分だけは、経験から書きます。
仕組みの全体像は転職エージェントの仕組みにまとめてあります。初めての方はそちらを先に読んでもらってもいいです。
そのうえで、この記事でいちばん伝えたいことを先に言います。
医療分野には、厚生労働省の委託事業として運営されている「適正な有料職業紹介事業者」の認定制度があります。認定を受けた会社は公式サイトで全社公開されていて、誰でも確認できます。
「おすすめ10選」のランキングを見比べるより、この一覧を引くほうが確実です。看護師向けの記事なのに、ここから書き始める記事をほとんど見たことがありません。
口コミは、原文と出典URLがあるものだけを引用します。集められなかった会社は「収集できず」と書きます。取得日はすべて2026年8月12日です。
医療分野には「適正な事業者」の公的な認定制度があります
まずこの記事の背骨から。
制度名は「医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度」。厚生労働省の委託事業で、一般社団法人日本人材紹介事業協会(人材協)が事務局を担っています。
- 出典: https://www.jesra.or.jp/tekiseinintei/ (2026-08-12取得)
基準は2段階です。
- 法令を守っているかを含む必須基準
- 求職者・求人者に配慮したサービスの基本基準
認定を受けた会社は「医療適正認定」のマークをサイトに掲示できます。
認定事業者の一覧は、誰でも見られる
大事なのはここです。認定事業者の一覧が、公式サイトで誰でも見られます( https://www.jesra.or.jp/tekiseinintei/certifications/ )。会社名、認定番号、認定期限、対象職種まで載っています。
登録しようとしている会社の名前をこの一覧で引く。それだけで、少なくとも「厚労省委託の審査を通った会社かどうか」が分かります。
厚労省の「人材サービス総合サイト」の職業紹介事業所検索にも、「医療・介護・保育分野における適正事業者」で絞り込む項目があります。国の検索画面に絞り込み条件として存在する制度だ、ということです。
ひとつ注意を。この一覧に載っていない会社が違法・不適切ということではありません。認定は任意の制度です。「一覧に無い」という事実までしか言えません。
医療分野・看護職で認定を受けている22社(2026-08-12時点・全数)
認定一覧の全4ページから、分野=医療・認定職種に看護職を含む事業者を全件抜き出しました。許可番号は各社の認定詳細ページに記載されている厚生労働大臣許可番号です。
| サービス名 | 運営会社 | 職業紹介許可番号 | 認定期限 |
|---|---|---|---|
| ナース専科 転職(旧・ナース人材バンク) | 株式会社エス・エム・エス | 13-ユ-190019 | 2028-02-29 |
| 看護roo! 転職 | 株式会社クイック | 27-ユ-020100 | 2028-02-29 |
| ナースではたらこ | ディップ株式会社 | 13-ユ-303788 | 2028-02-29 |
| レバウェル看護(旧・看護のお仕事) | レバウェル株式会社 | 13-ユ-309623 | 2028-02-29 |
| 看護師ワーカー(旧・医療ワーカー) | 株式会社トライトキャリア | 27-ユ-305209 | 2028-02-29 |
| マイナビ看護師 | 株式会社マイナビ | 13-ユ-080554 | 2028-02-29 |
| MC-ナースネット | 株式会社メディカル・コンシェルジュ | 13-ユ-070292 | 2027-03-31 |
| ナースパワー | 株式会社ナースパワー人材センター | 43-ユ-010011 | 2029-03-31 |
| 看護エール | 株式会社HR CAREER | 13-ユ-312402 | 2028-02-29 |
| メディケアキャリア | 株式会社キャリアシステム | 17-ユ-010047 | 2028-02-29 |
| キャリアバンクメディカル | キャリアバンク株式会社 | 01-ユ-010037 | 2028-02-29 |
| キャプラ看護ナビ | 株式会社キャリアプランニング | 33-ユ-010032 | 2029-03-31 |
| アルク看護 | 株式会社ALC | 27-ユ-301641 | 2029-03-31 |
| 看護トライ | 株式会社Act Anyway | 27-ユ-303323 | 2027-03-31 |
| エヴァーウィン for 介護・看護 | 株式会社エヴァーウィン | 13-ユ-301494 | 2029-03-31 |
| 看護キャリアナビ | 株式会社ヒトイキ | 13-ユ-309604 | 2028-02-29 |
| メディカルジョブズ | 株式会社ジョブズコンストラクション | 13-ユ-307249 | 2027-10-31 |
| ブレイブ人材紹介サービス | 株式会社ブレイブ | 13-ユ-305255 | 2028-02-29 |
| スタッフサービス・メディカル | 株式会社スタッフサービス | 13-ユ-010724 | 2029-03-31 |
| メディカルステーション | 株式会社ワークステーション | 27-ユ-030180 | 2029-03-31 |
| ナイトナース(夜勤バイト専門) | 株式会社カインド・メディカル | 13-ユ-304936 | 2029-03-31 |
| ツナガリキャリア | 株式会社ツナガリキャリア | 27-ユ-302129 | 確認できず |
出典: https://www.jesra.or.jp/tekiseinintei/certifications/ (2026-08-12取得)。
認定期限も一覧に載っているので、期限が切れていないかを含めて自分で確認できます。
ジョブメドレーは、この一覧に載っていない
名前をよく見かける会社では、ジョブメドレー(株式会社メドレー)はこの医療分野・看護職の一覧に載っていませんでした。
同社が有料職業紹介・派遣・特定募集情報等提供の各許可を持つことは公式に確認できています(許可番号 13-ユ-304334、派13-318701)。載っていないという事実だけで、品質の話ではありません。
ジョブメドレーは事業所に直接応募する求人サイト型で、担当者がつくエージェント型とはそもそも作りが違います。
「お祝い金」は原則禁止になりました。まだ出しているサイトの見分け方
もうひとつ、看護師の転職で特に知っておいてほしいルールの話です。
「入職が決まったらお祝い金◯万円」という表示を見たことがあると思います。これは規制が2段階で入りました。
職業紹介事業者(エージェント)は、2025年1月1日から。許可条件そのものに、次の2つが追加されました。
- 「お祝い金等の提供の禁止」
- 「転職勧奨の禁止(就職日から2年間)」
出典: 厚生労働省リーフレット https://www.mhlw.go.jp/content/001327688.pdf (2026-08-12取得)
求人サイト(募集情報等提供事業者)は、2025年4月1日から。原文はこうです。
「労働者に金銭やギフト券等を提供することは原則禁止になります」
厚生労働省リーフレット「募集情報等提供事業者の皆さまへ」 mhlw.go.jp
ポイント付与も対象です。Q&Aに「金銭と同じように利用できますので、原則禁止の対象です」と明記されています。
例外として認められているのは、かなり限定された範囲だけです(同リーフレット)。
- 抽選による少数者への500円程度のアンケート謝礼
- 転職フェア来場者への500円程度の電子ギフト券
見分け方と、2年間の転職勧奨禁止
だから、見分け方はこうなります。2025年4月以降も「入職決定で◯万円」を大きく掲げているサイトがあったら、この指針に照らして原則禁止側にあたる可能性がある。
少なくとも、そのお金は誰かが払っている——施設が払う紹介手数料から出ている——という構造は、覚えておいて損はありません。
転職勧奨の禁止のほうも実用的です。エージェント経由で正社員として入職した人に、そのエージェントは2年間、転職を勧めてはいけない。入職して半年で同じ会社から「次の職場を探しませんか」と連絡が来たら、それは許可条件に反している可能性があります。
「求人数No.1」は、比較として成立していません
比較記事の定番は求人数の表ですが、各社の公式サイトを実際に見に行くと、数え方がバラバラでした(すべて2026-08-12時点)。
| サービス名 | 公式サイト表示の求人数 | 数字の意味(公式の注記) |
|---|---|---|
| 看護roo! 転職 | 249,178件 | 「8/12 現在 取り扱い求人」と日付つきで表示 |
| ナース専科 転職 | 240,314件 | 「2016年4月以降の取り扱い求人数の累計」 |
| レバウェル看護 | 139,859件 | 求人検索結果ページの表示 |
| マイナビ看護師 | 118,442件 | 「うち非公開求人数」が併記され、内訳の定義は読み取れず |
| ナースパワー | 45,000件 | 「実求人数」と表記 |
| スーパーナース | 26,151件 | — |
| ナースではたらこ/看護師ワーカー/MC-ナースネット | 確認できず | 件数の掲示なし |
ナース専科 転職の24万件は、公式サイト自身が「累計」と注記しています(出典: https://tenshoku.nurse-senka.com/ )。
2016年からの積み上げの数字で、今この瞬間に応募できる件数ではありません。嘘ではない。でも、これを「今の求人数」として他社と並べたら、比較になりません。
つまり、「求人数が多い順」で会社を選ぶことは、定義が揃っていない以上できない。数字の横に何が書いてあるかを見るほうが先です。
- 累計なのか
- ◯月◯日現在なのか
- 非公開を含むのか
同じことは看護以外の業界でも起きていて、転職エージェント6社比較でも書きました。
正看と准看で、働く場所の分布がまったく違います
これは経験ではなく、日本看護協会の公式統計の実数です(2023年末時点)。
- 出典: 『令和7年 看護関係統計資料集』日本看護協会出版会 https://www.nurse.or.jp/nursing/home/statistics/pdf/toukei04.pdf (2026-08-12取得)
| 区分 | 就業者数 | 病院 | 診療所 | 訪問看護 | 介護老人保健施設 | 居宅サービス等 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 看護師(正看) | 1,373,294人 | 63.7% | 17.5% | 5.9% | 2.6% | 3.2% |
| 准看護師 | 257,464人 | 31.5% | 36.6% | 2.3% | 7.9% | 10.3% |
正看は6割超が病院。准看は病院が3割にとどまり、最大の就業先は診療所(36.6%)で、介護系の比率も正看の2〜3倍以上あります。
「求人が少ない」は、構造の問題であることがある
これが意味することはひとつです。エージェントに「ご紹介できる求人が少ないです」と言われたとき、それは担当者の怠慢とは限りません。市場の構造がそもそもそうなっている可能性がある。
准看の方が病院求人を条件にすると、母数の分布からして選択肢は狭くなります。断られたときに何が起きているかの分解はエージェントに断られたときにも書きました。
もうひとつ。准看護師は減り続けています。2012年末の377,756人から2023年末の257,464人へ、指数で68.2(同統計)。正看は同期間で128.6と増えています。
派遣で働きたい人は、許可番号の「派」を見る
働き方の区分も細かい業界です。看護roo!の検索条件を見ると、勤務形態だけで「2交代/3交代/日勤のみ/夜勤のみ」に分かれています。施設形態と担当業務は、それぞれ別の軸になっています(出典: https://www.kango-roo.com/career/ )。
それから、常勤の紹介・派遣・単発・夜勤専門では、必要な許可の種類も扱う会社も違います。許可番号に「派」(例: 派13-310987)が無い会社は派遣を扱えません。派遣で働きたい人は、そこを先に見てください。
エージェント側にも、あなたが使える「公開義務」があります
エージェントの仕組みが業界共通だと書いた部分が、ここです。
職業紹介事業者は、次の数字を厚労省の「人材サービス総合サイト」で公開する法的義務があります(職業安定法第32条の16第3項)。
- 紹介で就職した人の数
- そのうち無期雇用の数
- 就職から6か月以内に離職した人の数
出典: 都道府県労働局リーフレット https://jsite.mhlw.go.jp/ibaraki-roudoukyoku/content/contents/001459004.pdf
「離職したかどうか明らかでない者の数」という欄もセットであります。離職者数が少なくても、不明の数が大きければ、それは「辞めていない」ではなく「追えていない」ということです。
手数料率も公開されている
2025年4月からは、職種別の平均手数料率の実績の公開も義務になりました(出典: https://www.mhlw.go.jp/content/001328410.pdf )。
あなたの予定年収の何%が紹介手数料として施設からエージェントに払われるか、公的サイトで確認できるということです。適正認定の各社詳細ページには、この手数料公表ページへのリンクも張られています。
早期離職は、施設とエージェントの間でお金の問題になる
そして、看護師の人に特に読んでほしい公的資料があります。厚労省が2025年11月に出した、医療・介護・障害福祉・保育の分野を名指ししたトラブル防止リーフレットです(出典: https://www.mhlw.go.jp/content/001592983.pdf )。そこに載っている実例。
「当社の紹介により採用されたB施設の労働者が、1週間程度で欠勤を始め、そのまま退職となった。当社は返戻金規定に基づき、1か月以内の離職として紹介手数料の50%をB施設に請求したところ、B施設からは、条件の合わない労働者を紹介したことが原因であると主張され、支払いは納得できないと言われトラブルになった。」
厚生労働省リーフレット LL071107需02(原文のまま)
紹介経由で入職した人が早期に辞めると、施設とエージェントの間でお金の問題が起きる。この構造が公的文書に実例つきで書かれています。
あなたが悪いという話ではありません。ただ、紹介経由の入職には施設側から見えるコストがある、と知っておくと、面接での施設側の慎重さや、入職後の空気の一部が説明できます。
登録した直後に何が起きるか(口コミの原文から)
ここからは、実際に使った人の言葉です。原文と出典があるものだけ引用します。
電話は、来ます。複数の体験談で一致しています
「①登録後、間もなく電話でのヒアリングがある 登録して5分ほどで、看護roo!の担当者からヒアリングの電話があります。本当に登録後すぐだったので、やや身構えてしまう気持ちもありました。」
看護師経験18年と自称する筆者 note.com
「電話がめっちゃ来るは、本当でした。」「「登録完了」の画面が出た数秒後には、もうエージェントからメールが来ていました。早すぎて、ちょっと引きました。電話も、その日のうちに鳴りはじめました。」
会社名非公開の体験談 note.com
「②連絡がしつこい 登録すると、電話やメールがめちゃくちゃ来ます。「まだ本気で転職するか決めてないのに…」って思うこともありました。」
8年目の現役看護師(3回登録経験ありと記載) note.com
3人の別々の投稿者が同じことを書いています。特定の1社の問題ではなく、このビジネスモデルに共通する挙動と見たほうがいい。担当者は登録者に早く接触するほど決定につながりやすい、という商売上の理由で動いています。
対策として体験談で挙がっていたのは、次の2つでした。
- 最初に希望の連絡手段と時間帯を伝えること
- LINEに切り替えること
同じ看護roo!の投稿者は、良かった点も書いています。
「③担当者が無理に勧めてこない 登録時点では情報収集希望のみでしたが、担当の方がたびたび連絡をしてきたり、無理に求人を勧めてきたりすることはなく、安心して利用できました。」
同上 note.com
同じ「応援ナース」でも、雇用の形が会社で違う
応援ナース(看護師不足の病院に3〜6ヶ月単位の短期契約で働く形)を複数社で経験した人の投稿です。
「マイナビ看護師の場合 → 病院と 直接契約 。給料は病院から振り込まれ」「スーパーナースの場合 → 転職サイト側に所属する 形。給料はスーパーナースから支払われ」
応援ナース経験者 note.com
「マイナビ看護師: 行きのみ 支給 スーパーナース: 行きも帰りも 支給」
同上
1人の体験談なので、各社の契約条件をこれで一般化はできません。ただ、直接雇用か派遣元雇用かで、給料の出どころも交通費の扱いも変わるという論点自体は、先ほどの許可番号の「派」の有無とつながる話です。
同じ投稿者は、エージェントから一方的に利用を打ち切られた場面も書いています。
「SNSトラブルの件で先方からお断りがありました。今後、私たちからはご紹介できません」「一方的でした。こちらの言い分、経緯、病院側に問題がなかったのか——そういった話を聞いてもらえる余地は、ありませんでした。」
同上
エージェントが知らないことは、はっきりある
「エージェントが知らないこと: その病棟の実際の人間関係・師長の管理スタイル・欠員続きの月の本当の夜勤回数・リアルな残業実態・職場の空気感」
体験談ベースの整理 note.com
「確認するなら「病院全体の平均」ではなく、「配属予定の病棟での直近3ヶ月の実績」を具体的に聞くことが大切です。」
同上
これは採用側にいた立場から補足すると、看護に限らずどの業界でも同じです。エージェントが持っているのは求人票と施設の窓口から聞いた情報までで、配属先の中の空気は基本的に知りません。
面談で何をどこまで聞くかはエージェント面談で話すことに書きました。
1社だけだと、損に気づけない
「入職してしばらく経ってから、同じエリアで働く同期に給与の話を聞いて愕然としたんです。ほぼ同じ条件の病院なのに、彼女の方が月に数万円も高かった。」「「転職サイトは1社だけだと、自分が損しているかどうかすら気づけない」」
5回の転職経験者 note.com
一方で、複数登録の混乱も書かれています。
「④複数のサイトに登録すると混乱する 私は最初、3つのサイトに登録して、それぞれから連絡が来て、混乱しました。」
8年目の現役看護師 note.com
断っても、登録は残る
「それよりも大事なのは、退会の手続きをきちんとすること。電話で断るだけでは、サービス上の登録は残ったままになることが多い。」「個人情報の削除を同時に依頼できるサービスもある。履歴書や職務経歴書などのデータをアップロードしている場合は、退会と合わせて削除申請しておくほうがいい。」
note.com ※記事に外部サイトへの誘導があり、アフィリエイト色がある点は書き添えます
各社の退会手続きが実際どうなっているかは、公式の利用規約では確認できていません。担当者と合わないだけなら、退会より先に担当者変更という手もあります(担当者変更の頼み方)。
なお、口コミを集められたのは上記の範囲までです。看護師ワーカー、MC-ナースネット、ジョブメドレーをはじめ、認定22社の多くは、会社名を名指しした一次体験談を収集できませんでした。無いことを推測で埋めることはしません。
登録先を決める段階なら、エージェント診断の4問で候補が2〜3社に絞れます。
エージェントを使わない選択肢が、看護師には公的に用意されています
ここも他の業界と違うところです。
ナースセンター。1992年制定の「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づいて、47都道府県すべてに設置された公的な無料職業紹介です。
運営の指定は2段階です。
- 中央: 日本看護協会が厚生労働省から指定
- 都道府県: 各看護協会が知事から指定
出典: https://www.nurse.or.jp/nursing/nc/gaiyo/index.html
インターネット版のeナースセンターもあります。対象は保健師・助産師・看護師・准看護師です(出典: https://www.nurse-center.net/nccs/ )。
民間エージェントは施設が紹介手数料を払う商売、ナースセンターは誰も手数料を払わない公的な仕組み。求職者はどちらも無料ですが、施設側のコスト構造がまったく違います。実際に使った人の投稿もありました。
「看護師協会の転職サイトを漁った。無料で見れて、しつこい営業電話もないのがまたいい。色々調べたら良さそうな求人があった。」
note.com ※投稿者は「看護師協会の転職サイト」と書いており、eナースセンターを指すと断定はできません
民間と併用できます。片方に義理立てする必要はありません。
古い評判記事は、社名ごと当てにならなくなっています
この業界は再編と改称が速い。2026年8月時点で確認できただけでも、これだけ変わっています。
- 医療ワーカー → 看護師ワーカー(出典: https://tryt-group.co.jp/archives/4131/ )
- 看護のお仕事 → レバウェル看護。運営法人名も認定一覧では「レバウェル株式会社」ですが、ネット上には旧社名「レバレジーズメディカルケア株式会社」表記の記事が今も残っています
- ナース人材バンク → ナース専科 転職(旧ドメインは新サイトにリダイレクト)
- リクルートメディカルキャリア → RMキャリアとしてメドレーグループに参画(2026-08-03付・出典: https://www.medley.jp/company/ )
つまり、3年前の「◯◯の評判」記事に出てくる名前と、いま登録するサービスが別物のことがあります。古い口コミを読むときは、改称とM&Aを先に確認してください。
口コミの読み方全般は口コミサイトの読み方にも書きました。
まとめ:登録の前にやることを、順番で
- 登録したい会社の名前を、適正認定の一覧( https://www.jesra.or.jp/tekiseinintei/certifications/ )で引く。厚労省委託の制度で、認定期限まで公開されています。載っていない=ダメではありませんが、載っている会社から検討を始めるのが手堅い順番です。
- お祝い金を今も大きく掲げているサイトは、2025年からの規制に照らして疑ってかかる。入職後2年間の転職勧奨も禁止されています。
- 求人数の多さで選ばない。「累計」を出している会社があり、比較として成立していません。
- 准看護師の方は、市場の分布(病院31.5%・診療所36.6%)を前提に条件を考える。「求人が少ない」は会社ではなく構造の問題であることがあります。
- 派遣・単発で働きたいなら、許可番号に「派」があるかを見る。
- 登録直後の電話は来るものとして、最初に連絡手段と時間帯を指定する。
- 公的な無料職業紹介(ナースセンター/eナースセンター)は民間と併用できます。
エージェントの紹介とあわせて、看護師専門の求人サイトで自分でも求人を見ておくと、紹介された求人が妥当かどうかを自分の目で確かめられます。
この記事に書いたのは、公開されている制度と統計と、実際に使った人の言葉までです。現場の判断——どの病棟なら続けられそうか、夜勤を何回まで許容するか——は、あなたのほうがずっと正確に分かっています。
エージェントは、その判断の材料を運んでくる係として使ってください。仕組みを知ったうえで使えば、振り回される側から使う側に回れます(転職エージェントの仕組み)。