「「あなたのご経歴を拝見しました」というメールが「ワークポート東日本」から送られてきました。(中略)当日、担当者からは「(私の経歴では)市場観としては厳しいですね〜」と一言。続けて「あなたの場合は転職エージェントよりハローワークや自分で応募するほうがいいですね」と完全に利用を断られました。」「「では、あのメールは何だったんですか?」と聞くと「あれは機械で自動的に送っているので〜」とのこと。」

求職者さん・★1.00・2022.05.13 minhyo.jp

この投稿には「参考になった」が89票ついていました。2026年8月に大手エージェントの口コミを原文で集めたとき、いちばん票が多かったのがこれです。

声をかけられた側は、経歴を見て選ばれたのだと思います。実際は違いました。送る人と会う人が別だった。担当者本人がそう言っています。

読んだのはワークポート20件。パソナキャリア20件。type転職エージェント19件。1〜2ページ目を順に読んでいます。低評価だけを抜き出したわけではありません。それでも59件に★4以上は1件もなく、最高が★3でした。

3社とも、不満の中心は「連絡」でした。ただ切れる場所が違います。ワークポートは会う前。パソナは応募したあと。typeは選考が進んでから減っていきます。

同じ「連絡が来ない」でも、起きている場所が違えば次にやることも変わります。

順に見ていきます。

ワークポート:メールで呼ばれて、会ったところで終わる

冒頭の投稿と同じ流れが、別の人からも出ています。

「スカウトメールしてきているくせに「あなたの年齢では転職市場では難しいんですよ」「そういう求人は少ないんで」と言い腐った。」「スカウトメールする人物は、手当たり次第、スカウトメールをコピペで一斉配信しており、面談するほうの担当者(コンシェルジュw)は、対応に困っているらしい。」

じゅりなさん・★1.00・2023.04.25 minhyo.jp

「利用案内のメールが来た。そこに書かれていた求人は、比較的魅力的だったし、まだ他にも紹介可能な求人があると書かれていたので面談をしてみた。しかし、その求人は結局繋いでもらえず、ほかの求人というのは、最初のメールで想像した求人とはかなり落差があるものだった。」

ところさんさん・★1.00・2026.05.29 minhyo.jp

面談まで進めた人の話は、また別の形でした。

「他の方も仰る通り、担当には色々なノルマが課せられているようで、数打ちゃ当たる戦法を強く勧められます。」「最初に30件ほど求人を出されます。希望に沿わない求人などを断ると、内容よりもまず書類選考に通ってから断るかどうか考えた方がいいと言われ」

へのへのもへじさん・★2.00・2026.06.17 minhyo.jp

「数打ちゃ当たる」は3人が別々に書いていました。断ろうとしたときの話も出てきます。

「一度受諾するも、腑に落ちず辞退を申し上げた。その際に、全力で止めようとしてきた。挙句、「あなたのため」というワードをエージェント、企業担当、その上司なる人物の3名から日替わりで乱発され」

水たまりさん・★1.00・2025.07.06 minhyo.jp

ただしワークポートは、3社の中で総合評価がいちばん高い会社です。3.24。件数は328件。低評価だけが並ぶ会社ではありません。

「面談の時には、経歴の確認から今後の希望など、時間をかけて非常に事細かにヒヤリングをしてくれて、この人になら任せても大丈夫だなという安心感がありました。」「矛盾している事などを客観的に指摘してもらったおかげで、転職活動を始める前に頭の中をすっきりと整理する事が出来たように思います。」

ひなさん・★3.00・2017.08.20 minhyo.jp

同じ会社で、ここまで割れます。面談から先に進めた人と、面談で終わった人。この差が大きい。

もうひとつ、実害として記録しておきたい証言があります。

「面接当日、人事の方から「今は在職中か」と事前確認があり、その後の面接本番でも他の面接官の方から「今は在職中なの?でも退職済みって書いてある」と追及を受ける事態になりました。人事の方からも「エージェントからの書類がそうなっていた」と指摘があり」

ななしさん・★1.00・2026.03.13 minhyo.jp

エージェント経由で応募すると、企業に出す書類は担当者が触ります。何が書かれた状態で届いたのか。それを面接の場で初めて知ることがあります。その場で指摘されるのは、かなり恥ずかしい。応募前に最終版を送ってもらってください。自分で読んでおけば防げます。

パソナキャリア:企業に届く前に、社内で1回止まっていた

パソナの口コミで驚いたのは、「落ちた」の中身を本人が確かめている投稿が2件あったことです。

「パソナ経由で応募した求人が書類選考落ちでしたが、企業に直応募したらカジュアル面談を経て面接選考に進んでいます。つまり、企業担当が勝手に自分の判断で書類落ちにして企業には書類が行っていなかったということです。」

らんまるさん・★1.00・2023.08.23 minhyo.jp

「ここの案件に応募すると「あなたの経歴では紹介できる案件がないのでサポートできません」とのこと。腹が立ったので、ここで断られた案件の企業を別エージェント経由で応募すると最終通過しました。」

名無しさん・★1.00・2026.07.15 minhyo.jp

2件とも、別ルートで出したら通っています。書類が企業に届いていたかどうかは断定できません。ただ同じ経歴と同じ求人で結果が変わった。その事実は残ります。

エージェントの内側にいた立場から補足します。企業に出す前の判断は珍しくありません。求人ごとに「この経歴なら通る」という感覚を企業担当が持っています。そこで見送ることがある。企業から預かった枠を無駄撃ちしたくないという事情もあります。ただ求職者には「書類選考で落ちました」としか伝わりません。

パソナで特徴的だったのは、キャリアアドバイザーと企業担当を分けて評価している投稿が多かったことです。20件のうち4件が、はっきり書き分けていました。

「キャリアアドバイザーの方はぜひわりと親切に対応いただけましたが、企業担当と模擬面接は最悪でした。」

ナナさん・★1.00・2019.08.10 minhyo.jp

「エージェントはまだ親身であったものの、最悪なのは、企業担当。どの会社もとにかく上から目線。それなのに提供する情報と事実が食い違っていたりと、嫌な気分になることの方が多かった。」

てんさん・★2.00・2019.03.20 minhyo.jp

面談で話す人と、企業とやりとりする人。ここが別の会社では、この分離が起きます。前半の印象がよくても、応募が始まると相手が変わります。

求人の量については、投稿が割れていました。

「他のエージェントと併用してましたが、求人数は少ないです。また、少ないからといって手厚いサポートも特にありません。」

とくめいさん・★2.00・2026.06.11 minhyo.jp

「こちらのリクエストに応じて案件を紹介して頂きました。他エージェントと同様のリクエストでしたが、紹介していただいた案件は幅広く、数も多かったです。他エージェントでは紹介の無かった案件もあり」

アベベアーさん・★2.00・2020.07.14 minhyo.jp

どちらも★2です。足りないと感じるかどうかは、希望職種や地域で変わります。ここは全体の傾向として読めません。自分の条件で試すしかない部分です。

なお、パソナには転職エージェントとは別の入口があります。企業が費用を負担する再就職支援のサービスです。みん評にはその体験も混ざっています。研修を受けさせられた。紹介先はハローワークと変わらなかった。この2つは再就職支援ルートの投稿で、本人がそう書いています。エージェントの評判として読むときは切り分けが要ります。

type転職エージェント:連絡が減っていく

typeの19件でいちばん多かったのは「フェードアウト」という言葉でした。8件に出てきます。しかも投稿者が理由まで書いている。

「転職の選考状況が悪いと次第に連絡が無くなりフェードアウトされました。」「書類選考で落ちる事が続いた為か、次の求人案内も提示してこなくなりました。」

mikoさん・★1.00・2018.10.26 minhyo.jp

「1件程しか興味が湧く仕事がなかったので応募しましたがそれも書類選考で落ちると「ご自身でも応募されてるようなのでそちらで探した方がいいかと思います」というような感じでフェードアウトされました。」

Sさん・★1.00・2026.03.19 minhyo.jp

「そのあとの求人紹介が全く来なくて自分から担当者に紹介できる求人がないかとメールを送り(中略)TYPEさんはこっちから言わないと求人を紹介しない状況はどういうことでしょうか。。」「私がアドバイザーにとってお金にならないから相手にしないのかなと思いました。」

KUSOさん・★1.00・2020.02.06 minhyo.jp

最後の一文は推測です。ただ大きくは外れていません。エージェントは成功報酬です。だから選考が進んでいる人に時間が寄ります。書類で落ち続けている人への連絡が薄くなるのは、悪意ではなく配分の結果です。仕組みの全体はエージェントの報酬構造の記事に書きました。

typeで気になったのは、良かったと書かれている場面がほぼすべて初回に集まっていたことです。

「最初のカウンセリングだけは丁寧な印象だったので、いい部分はそこだけでした。」

すさん・★2.00・2021.07.18 minhyo.jp

「転職方針などは親身に聞いてくださって、求人もそれに準じたものを出してくださいました。ちょっとずつ進めたかったので、求人を小出しにしてくださるのは良かったです。また、子供が生まれたばかりで、子持ちとしての転職活動はどうすればいいかについてもこまめにお話しくださいました。」

匿名さん・★2.00・2026.07.10 minhyo.jp

後者は、小出しにされたことを良かったと書いています。他社では大量に送られて疲れたという声が多い。同じことでも、人によって評価が反転します。

在庫が無いわけでもなさそうです。

「求人数はとても多かったが」

Nさん・★1.00・2026.01.07 minhyo.jp

求人はある。でも紹介は止まる。この2つが同居していました。

「連絡が来ない」を、自分の評価だと読まない

3社を並べます。切れる場所が違います。

  • ワークポートは、会う前。自動で送られたメールと、面談する担当者の判断がつながっていない
  • パソナは、応募したあと。企業に出す前の社内判断で止まることがある
  • typeは、選考が進んでから。結果が出ない期間が続くと連絡が減る

どれも、あなたの経歴への評価ではありません。送信の自動化。企業担当の判断。担当者の時間配分。3つともエージェント側の事情です。

切り分け方はこうです。

面談で断られたなら。その会社の求人と自分の希望が合っていない可能性が高い。別の会社で試す価値があります。特化型を含めて2〜3社を並べると、同じ経歴でも返ってくる求人が変わります。

応募して落ちたなら。企業まで届いたのかを聞いてください。「先方からのフィードバックはありましたか」。この一言で、社内で止まったのか企業が見たのかが、答え方から分かることがあります。

連絡が減ってきたなら。こちらから期限を切ります。「今週中に紹介がなければ他社中心で進めます」。動くか動かないかが、これではっきりします。動かないなら優先順位は下がっています。粘るより、別の窓口を持つほうが早い。

この59件で言えないこと

読んだのは3社で59件です。サイトに載っている総数は、パソナ66件、type82件、ワークポート328件。全部を読んだわけではありません。

総合評価も、そのままでは比べられません。ワークポートの3.24は328件の平均。パソナの2.78は66件の平均です。件数が5倍違う数字を並べて優劣は語れません。同じサイトの中で、その会社にどんな声が集まっているか。それを見る材料として扱っています。

投稿の年にも幅があります。パソナで人格を否定されたという投稿は2018年から2021年に集中していました。2026年の投稿は「求人が少ない」「辞退させてもらえない」というトーンです。担当者が入れ替われば体験も変わります。何年の話か。投稿日は必ず見てください。

そして、口コミサイトに書く人には、書くだけの理由があります。何事もなく転職できた人は、わざわざ投稿しません。ここに出てくる59件は、その偏りを含んだ59件です。読み方そのものは口コミサイトの読み方にまとめました。

それでも「あれは機械で自動的に送っている」という一言は残ります。担当者本人の説明です。声がかかったことを、選ばれたことだと思わなくていい。断られたことを、選ばれなかったことだと思う必要もない。どちらも、あなたの外側で動いている仕組みの話です。